株式会社OverTheClip 様
運用開始
株式会社OverTheClip様は、今年1月に発売されたJBL PROFESSIONALのパワード・ラインアレイ・スピーカー SRX900 Seriesを日本国内で初めて導入されました。埼玉県蕨市の事務所兼倉庫にお邪魔して、代表取締役で音響エンジニアの佐川圭太氏にお話しを伺いました。

インタビューにご協力いただいた株式会社OverTheClip 代表取締役で音響エンジニアの佐川圭太氏
株式会社OverTheClip様は音響・照明の両方を扱っており、Zeppなどのライブハウスから地方のお祭りや学園祭など、音楽系からイベントまで幅広くサービスを提供されています。2020年設立で若いスタッフが多く活気のあるPA会社様で、社員全員が音響と照明の両方に対応できるスキルを備えているとのことです。

左:SRX900 Series 右:VTX-A Series
また少ない電源容量で駆動できる点がとても良いですね。2/1対向のシステムなら15Aを1系統でまかなえます。消費電力が少ない割に大音量が出る、今までにないスピーカーだと思います。
キャンプ場で行われたDJイベントで、SRX900 Seriesを4/2対向で運用したことがあります。屋外なので当然仮設電源です。電源容量ギリギリの中でどれだけ音量が稼げるかが課題でしたが、実際にはDJイベントに必要とされる低域を十分に賄え、遠くまで音を飛ばすことができました。
屋外でも十分活用できる製品だと思います。
2/1対向のシステムではスタンドで高さを上げられること、またひとりでも組むことができるという点が決め手となって"SRX906LA"に決めました。
でもその場合でもこれだけコンパクトだと仕込みもとても楽です。
最近女性スタッフも多くなっているので、軽さは大きな武器です。SRX906LAはコンパクトで持ちやすいので、2段目くらいまでは女性スタッフひとりで積むこともできていますね。
パワードスピーカーなので、パッシブと比べると仕込み時間を短縮できる点も、人数が少ない現場ではとても助かっています。
有線での接続が安全性も高いと思っているのですが、今度iPadでの運用にもチャレンジしたいと思っています。

※Narciss Presents「漆黒Fes.」埼玉会館
Performanceソフトウェアはショートカットキーで各パラメーターに移動できるのはとても使いやすいですね!
ただ、実は"Performance Manager"を長く使っているので新しい"Performance"ソフトウェアにはまだ慣れないところがあって…。今後使っていく中で新しい発見があるかと期待しています(笑)

左:VTX-A8(W761×H225×D375mm、30kg) 右:SRX906LA(W507×H22×D420mm、16.8kg)

現場の規模感はもちろんですが「SRX900はキャラバン」「VTX-A8はトラック」など可搬性も考慮して使い分けています。
そのためSRX900 Series用のケースはキャラバンに合わせて設計しました。
SRX900 Seriesは(パワードのため)アンプが不要なので、キャラバンくらいコンパクトな車でも十分移動できます。
今流行りの音というか、前から後ろまで均一で、遠くまでハイが飛ぶ印象です。
会場後方でもハイが減衰しないので、屋外でも、距離がある現場でも十分対応すると思います。
特にサブに関しては、前に出てくるような芯のあるロー感があります。
4/2対向で運用した現場では、ハイボックスよりもローが前に出ていたので、ローを少し下げてバランスを取ったことがありました。
ビジュアル系バンドのライブだったのでロー感がたくさん必要な現場でした。場所は埼玉会館(客席数1,315席)です。

※Narciss Presents「漆黒Fes.」埼玉会館
VTX-A8とVTX-B18の6/2対向のグランドスタック隣に、床置きでSRX918Sを2発ずつ置き、SRX906LA×2はスタンド立てでサイドに配置しました。

グランドスタックされたVTX-A8/B18とSRX918
※Narciss Presents「漆黒Fes.」埼玉会館
SRX900 SeriesとVTX-A Seriesの組み合わせは、音色がとても似ていて、SRX918Sの音量もVTX-B18に引けを取らないので、システムとしてとても合わせやすかったです。
またVTXとSRX共通だと思うのですが、ハイボックスだけをあとから角度調整できますよね。
ほかのラインアレイにはない特長だと思うのですが、とても使いやすいです。
スタックした後に音を出してみて、そこから角度を決めることができるのは大きな強みです。

<ハイボックスの角度調整について>
SRX900 Seriesは、専用ベースプレート(SRX906LA BP)を使用してサブウーファー上部にSRX906LAを最大6台スタッキングすることができます。また、スタッキング後は、ベースプレートを調整することでサブウーファーの向きはそのまま、SRX906LAはスタックしたまま左右の振り角を調整することができます。
本日はお忙しい中お時間いただき、ありがとうございました!
▼本納入事例は動画でもご覧いただけます。
機材リスト
| 機材 | ブランド名 | 製品名 |
|---|---|---|
| パワード・ラインアレイ・スピーカー | JBL PROFESSIONAL | SRX906LA |
| パワード・サブウーファー | JBL PROFESSIONAL | SRX918S |
株式会社 OverTheClip
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