パワーアンプ I-Tech 4x3500HD

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カタログ

Crown Product Catalog 2025年11月

仕様書

IT4x3500HD

2Uのボディーに4チャンネルパワーアンプと高性能DSPを格納。
大規模ツアーや大型設備に最適な、SR用アンプの最上位モデル。

IT4x3500HD

3年保証 2,400W×4(4Ω) 1,430,000円(税抜 1,300,000円)

I-Tech 4x3500HDは、4チャンネルのパワーアンプと高性能信号プロセッサーを2Uのボディーに収めており、各チャンネルからは2,400W(4Ω)の大出力を取り出すことができます。高品位で多チャンネルの音響出力が必要とされるコンサートツアーや大型音響設備で機材スペースと重量を削減しながら音響システムの運用効率を高めることが可能です。

1台で4チャンネルを駆動

  • 各出力は2,400W(4Ω)で、多チャンネルの音響出力が必要なシステムで機材の設置スペースや運送費用を節約することができます。

CROWN独自のClass-I動作

  • 電力増幅部はClass-I動作を採用。安定した信号処理と、クロスオーバー歪みの最小化を実現しています。小出力時から大出力時まで高い忠実度を維持しています。
  • 少ない電流で大出力を取り出すことができ、非常に高効率です。また、発熱が少ないので、アンプの故障を防ぐほか、放熱に関するパーツの削減にも貢献します。

BSS AUDIO製DSPを搭載し、高音質を実現

  • 定評のあるBSS AUDIO製、Omnidrive HDシグナルプロセッサーを各チャンネルに搭載しています。
  • FIR(有限インパルス応答)によるリニアフェーズ(線形位相)クロスオーバーを利用可能で、3,500以上の係数タップによる極めて正確な減衰特性と位相特性、そして全帯域にわたる低雑音を実現しています。
  • 高品位のコンプレッサー、イコライザー、ディレイの各機能も装備し、1台で音響出力系の信号処理を完結させることができます。

LevelMAXリミッターでトランスデューサーを効果的に保護

  • 独自のLevelMAXリミッターにより、音声信号のピーク電圧とRMS電圧に加えて、トランスデューサー温度のシミュレート値を用いてパワーアンプ出力を制御します。ピークリミッターおよびRMSリミッターのスレッショルド値を高めに設定することができ、ダイナミック・レンジを確保しながらトランスデューサーを効果的に保護します。

ネットワーク機能でシステムのセッティングを効率的に

  • HiQnetプロトコルのネットワーク機能を標準装備し、数百台以上のパワーアンプも単一のPCから簡単に制御できます。
  • iPadおよびiPhone用アプリケーションを利用すれば、パワーアンプのミュートやレベルをスピーカーの設置場所から制御でき、出力系統のチェック作業を効率化可能です。

豊富なモニタリング機能

  • クリップや過熱のほか、電源電圧レベル、空冷ファンなど、 運用中のアンプの状態を正確に監視できる豊富なモニタリング機能を装備しています。
  • 接続されたスピーカーのインピーダンス特性を計測するスイープ・ロード・モニター機能も搭載しています。

DriveCoreにより音質を妥協せず小型化を実現

  • CROWN独自のカスタムIC DriveCoreを搭載。増幅回路の心臓部となる高精度のクロックや変調、誤差増幅、フィードバックなどの機能を1チップに集積し、自社従来品に比べて500以上の部品を削減しています。

柔軟な入出力セクション

  • 音声入力はアナログ、デジタル(AES3)、CobraNetに標準で対応しています。
  • すべての入力は任意の出力チャンネルへルーティング可能で、AES3入力が遮断された場合にアナログ入力へ自動的に切り替えるといったバックアップ動作も設定できます。
  • パワーアンプ出力は、Ch1とCh2、Ch3とCh4をそれぞれブリッジ・モノ動作に設定でき、より大きな出力が必要な場合にも対応可能です。

前面パネルと空冷ファン

  • プリセットデータの読み込み・書き出しやファームウェアの更新を、USBメモリーを使って前面パネルから行えます。
  • 連続可変速空冷ファンを2基搭載し、本体内部を効果的に冷却します。

主な信号処理と制御・監視機能

  • 入力ソースルーティング設定
  • コンプレッサー
  • ディレイ
  • イコライザー
  • クロスオーバー
  • リミッター(LevelMAX)
  • 過熱、クリップ、AC電源電圧、スイープ・ロード・モニター、空冷ファンの監視
  • シグナルジェネレーター
  • プリセットの保存

※DSPの詳細設定は、HiQnet Audio Architectで可能です。前面パネルから設定できる機能には制限があります。

事例・レビュー

名古屋市公会堂 様 大ホール
2019.09.24
ホール、劇場

名古屋市公会堂 様 大ホール

名古屋市公会堂は、1930年に開館した大正~昭和初期の近代建築を代表する建物の一つです。2017年から改修工事を行い、今年4月1日にリニューアル・オープンを迎えました。改修工事の一環として、1,552席のキャパシティを備える“大ホール”にも先進的なサウンド・システムが導入されています。その大きな特長は、スピーカーの設備がホール音響(講演会やコンサートなどの音響)とシネマの両方に対応していることで、シネマについては5.1chのサラウンドもサポートしています。 スピーカーは全てJBL PROFESSINALで統一されています。ホールとして使用するときは、1階用として3-Wayラインアレイ・スピーカー「VT4886」×4本 + サブウーファー「VT4883」×1本のセットを、舞台左右に1組ずつ設置。2/3階席は、舞台上方中央に設置された「VT4886」×9本と、その両サイドに吊られた「VT4886」×10本 + 「VT4883」×2本のセットでカバーします。さらに、正面から音が届きにくい後方の座席のために、1~3階の天井に2-Wayスピーカー「AC18/26」を計30本設置し明瞭度を向上させました。 シネマ上映時は、ホール音響でも使用する「VT4886」×4本 + 「VT4883」×1本のセットをL/Rに配置。そこに、センタースピーカーとして「VT4886」×6本 + 「VT4883」×2本のセットと、サブウーファーの「ASB7128」×2本を追加し、メインのステレオ・ソースを鳴らしています。さらに、1階中央の約500席については、サラウンド用としてコラム・スピーカー「CBT 50LA-1」をサイドL/Rとリアに4本ずつ、計12本設置しました。 舞台管理のご担当者様からは「素直な音をしているので、チューニングしていてストレスを感じません。また、VT4883と組み合わせれば低域がかなり効くので、シネマにも良いと思います。私はこれまで7つくらいのホールを経験してきましたが、シネマでこんなに良い音が出たのは初めてでかなり感動的ですね。」と、お褒めの言葉をいただきました。
寄り付き料理 蔵部 様
2018.08.17
店舗、商業施設

寄り付き料理 蔵部 様

歴史的遺産を活かした町づくりで人気を呼んでいる、長野県の小布施町(おぶせまち)。その小布施町に2018年4月にオープンした、「寄り付き料理 蔵部」は、酒蔵を改装した趣のある雰囲気と、地場の食材の旨みを活かした料理、丁寧な接客による心温まるサービスで、予約の取りにくい人気店となっています。 蔵部は長野や東京で多くの飲食店を手掛ける「株式会社フォンス」が運営しています。「フォンス」は、いつもより少し良い環境、少し良い食事、少し良い音を体験してもらいたいとの思いから、“手の届く贅沢”をお店のコンセプトに掲げています。一般の飲食店ではおざなりになりがちなBGMにも強いこだわりがあり、代表取締役社長の小山氏自ら音響設備や流す曲を選ばれているとのことです。蔵部では、JBLのリファレンス・スタジオモニター「M2」を採用いただきました。導入後、小山氏からは、「M2は“ 手の届く贅沢”というコンセプトからすると想定以上ですが、ボリュームを上げなくても聴いていて気持ち良い。その点ではすごく良かったと思っています。」とのお言葉をいただきました。JBLならではの芯のあるサウンドと高解像度の音源も鳴らしきる高い再生能力に満足されているようです。 カウンター席など、その他のエリアには「Control 65P/T」が設置されています。天吊り型なので、立派な梁のある吹き抜けの空間によくなじみます。指向角も広く、1本で広範囲をカバーできるのも特徴です。
ビルボードライブ東京 様
2018.02.09
ライブハウス

ビルボードライブ東京 様

六本木の東京ミッドタウン内に位置するビルボードライブ東京。国内外の一流アーティストを招き、年間210公演以上ものライブを開催している世界標準のクラブ&レストランです。10周年を迎えた2017年夏に、メインスピーカーはもちろんフィル用スピーカー、ステージモニターに至るまでのほぼすべてのスピーカーをJBL PROFESSIONALに一新していただきました。 店内は、東京ミッドタウン ガレリア・エリア内の3階から5階までを使用した3階層の吹き抜け構造になっており、ステージは3階、エントランスは4階にあります。開放的なフロアにはテーブル/ソファ/カウンターとバリエーション豊かな客席が用意され、ステージ後方は全面ガラス張りになっているため、開演前には都会の夜景を望めます。 贅沢なひと時に見合う上質なサウンドを提供するメインスピーカーとしてJBL PROFESSIONALラインアレイ・スピーカーの最上位モデル「VTX V Series」をご採用いただきました。選定の条件は、「現在ではなく10年後に評価が高まって、デファクトスタンダードになっているであろう性能があること」「「ビルボードライブ東京」に来るアーティストの多岐にわたる音楽ジャンルに対応できること」という厳しいものでした。そうして、絞り込んだモデルを聴き比べていただいた中で、「VTX V Series」の優れた再現能力を絶賛していただき採用に至りました。求めていた、「どんなジャンルにも対応でき、音の密度が濃く、空気感があって、エフェクト乗りも良く、奏者の息遣いまで表現できるスピーカー」という条件に合致したとのことです。CDの試聴では「収録したスタジオの雰囲気や大きさ、マイクの位置まで感じ取れた」と高い評価をいただいています。 設置方法についても検討が重ねられました。以前はフルレンジスピーカーをフライングし、サブウーファーをグラウンドスタックで設置していましたが、3階層からなる縦長の店内では、サブウーファーの音が上まで届かず、上層階にいくほど低域が弱まってしまうという問題がありました。その問題を解決するため、綿密なシミュレーションを元に弊社が提案したのが、天井付近にサブウーファーの「VTX-G28」を設置し、その下に、サブウーファーの「VTX-S25」を3-Wayフルレンジの「VTX-V20」で挟み込んでフライングするという方法です。サブウーファーを最上段と中段に設置することで、低域を上から下に落とし、3階層に分かれるフロア全体へ量感のある低域が均一に届けられるようになりました。全体の音質についても、「音の密度が濃くなり、高域の伸びがとても良くなった」とのことです。運用開始後は「アコースティックで静かに音を出していても、空気感や息遣いが表現できる。音の密度と速さが秀逸。」と素晴らしい好評をいただいています。お客様からも、音が良くなったというフィードバックを多くいただいているそうです。 また、ステージ両サイドのフィル用スピーカーには「VTX F Series」の「VTX-F12」をお選びいただきました。ビルボードライブ東京は、客席とステージが非常に近いため、ラインアレイ下部が客席最前列までカバーしています。「VTX V Series」と同じD2デュアルコンプレッションドライバーを搭載している「VTX-F12」は、「メインスピーカーの音の印象を保ちつつ、カバーエリアを左右に広げることができる」とご満足いただいています。さらに、ステージモニターには「VTX M Series」の「VTX-M20」をご採用いただきました。音質にご納得いただいた上で、メインスピーカーの音と綺麗に混ざること、フラットな特性でハウリングマージンが稼げること、高さが抑えられていて客席からの視界を妨げないこともご評価いただきました。
専門学校ESPエンタテインメント福岡 様
2017.07.04
教育施設

専門学校ESPエンタテインメント福岡 様

2018年春に、「専門学校ESPエンタテインメント福岡」が開校しました。世界的ギターメーカー「ESP」を中心とする総合エンタテインメント企業「ESPグループ」が母体となっている、「学校法人イーエスピー学園」の福岡校です。「学校法人イーエスピー学園」は、30年以上の歴史の中で、第一線で活躍するアーティストやエンジニアを多数輩出し続けており、今回の開校で九州エリアの音楽シーンのさらなる活性化が期待されています。 「プロが使う一流の機材で学んでもらいたい」という考えの元、学内ライブホールには最先端かつ最高峰の機材が数多く導入されました。メインスピーカーには、多くのライブ会場で活躍する、JBL PROFESSIONALの最上位ラインアレイ「VTX Series」の「VTX-V20」をフライング。サブウーファーは同じく「VTX Series」の「VTX-S25」を床置きで設置しています。さらに、ステージモニターには「VTX-M20」や「STX812M」を、フィルには「SRX835 Passive」や「SRX818S Passive」を導入するなど、実際のプロの現場で活躍する高品位なスピーカーばかりを揃えています。また、ワイヤレス・システムにはShureの最新機種「AXT DIGITAL AD Series」を、FOHミキサーにはDiGiCoの最上位モデル「SD7」を導入するなど、音の入口から出口までこだわり抜いた仕様です。 プロの機材が織りなす迫力のサウンドに、生徒さんも驚かれているようです。
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