JBL PROFESSIONAL “VTX-V20” “VTX-S25”を発売
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圧倒的な音圧と妥協のない音響品質を
コンパクトなキャビネットで実現するラインアレイ・スピーカーシステム
ヒビノ株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 日比野晃久)は、JBL PROFESSIONAL(ジェービーエル プロフェッショナル)のラインアレイ・スピーカーシステム “VTX-V20” “VTX-S25” を2014年6月17日より発売します。VTX-V20は、最新のスピーカー設計技術を搭載し、コンパクトで軽量なキャビネットながら圧倒的な出力音圧を実現しました。さらに音響品質にも妥協はなく、優れた歪率特性と指向角度の制御によって中規模のコンサートや固定設備で理想的なサウンドシステムを構築します。
VTX-V20は9個(高域ドライバー:3個、中域ドライバー:4個、低域ドライバー:2個)のドライバーを高さ 281mmのコンパクトなキャビネットに収めています。圧倒的な音圧をコンパクトなキャビネットから出力することが可能で、今までにない出力密度を所定のエリア内へ届けます。さらに、新しいサスペンションシステムを採用し効率的に多段アレイのセットアップが行えるようになりました。
VTX-V20は高い出力音圧と優れた音響品質を実現するために、最先端のコンポーネントを搭載しています。
高域ドライバーは、VTX Seriesの最上位モデル VTX-V25に採用されているD2デュアルドライバー技術を1.5インチの小型ドライバーに適用。D2は、同軸上に配置された上下2つのポリマー製環状ダイヤフラムとフェーズプラグを、単一の筐体に結合しています。それぞれが、独立したボイスコイルとネオジムの磁気回路で駆動し、1つの信号に合成します。通常のコンプレッションドライバーと比べ、ダイヤフラムの可動重量を削減できるので、高域特性が広がってより滑らかになると同時に非直線性の歪みの低減を可能にしました。さらに、ボイスコイルの放熱が向上したため、耐入力やパワーコンプレッションも改善しています。VTX-V20は、D2デュアルドライバーを3個搭載しています。
D2内部イメージと外観
VTX-V20の中域ドライバーとして、新たに設計された4インチコーントランスデューサー 2164Hを4個搭載。FEA(有限要素解析)※を用いて開発されたユニットは、トッププレートにアルミフレーム、銅リング、アルミリングを、センターポールピース上面に銅キャップを追加しています。均一なインピーダンス特性が得られるうえ、インダクタンス成分を低減し非直線性の歪みを抑えました。
※FEA(有限要素解析)・・・仮想環境において、複雑な構造上の問題や流体の問題を数学的にモデリングし、数値で解析を行う手法。
低域ドライバーには、1つの磁気回路で2つのボイスコイルを駆動する独自のディファレンシャル・ドライブ方式を採用しています。ディファレンシャル・ドライブはボイスコイルの放熱に優れ、均一なインピーダンス特性が得られるため、耐入力が増加し高域特性が向上します。さらに、ネオジム磁石を使用し磁気帰還経路の鉄を削減することで、軽量化を両立しました。VTX-V20には、新開発の10インチ低域ドライバー 2261Hを2個搭載しています。
3個のD2デュアルドライバーに接続される、鋳造型アルミニウム製の高域ウェーブガイドは、高い精度でタイムアラインメントされた可干渉性の波面を作り出します。高域ウェーブガイドと4つの中域ドライバーは独自のRBI(Radiation Boundary Integrator)に取り付けられ、中高域は滑らかに統合します。さらに、安定した指向制御が可能になりました。
キャビネット高を抑え垂直方向のカップリング性能を向上するために、鋳造アルミニウム製のフロントバッフルを使用しています。強度と放熱性に優れコンポーネントの実装密度を高めながら、キャビネットの結合角度が12.5度と大きい場合にも最適な出力性能を得ることができます。
VTX-V20は、従来製品のリギング機構を一新したASM(Angle Step Mechanism)サスペンションシステムを採用しています。キャビネット上面に収納されたフリップ式ヒンジバーと回転カムを組み合わせた機構は、高い安全性はそのままに、多段アレイのセットアップと角度の再調整にかかる時間を大幅に短縮します。
サブウーファーは、逆カーディオイドにアレイ構成可能なVTX-S25をラインナップ。15インチ の低域ユニットを2個搭載しています。さらに、VTX-V20とVTX-S25の組み合わせで最良の音質を引き出すために、専用のDSPプリセットデータをAMCRON I-TECH HD Seriesパワーアンプ用に用意。アレイ構成時のシステム性能を予測する音響モデリングソフトウェア Line Array Calculatorや、SRシステム全体の設計と設定を劇的に効率化するソフトウェア Performance Managerも利用可能です。
VTX-V20、VTX-S25は、より長く、より安心してご愛用いただけるよう2年間の長期保証が付属しています※。
※輸入元の保証規定に基づき保証します。
商品の詳細に関しましては、ヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディオセールス Div.までお問い合わせください。
お客様のお問い合わせ窓口 | TEL:03-5783-3110 | FAX:03-5783-3111 |
報道関係のお問い合わせ窓口 | TEL:03-5783-3114 | FAX:03-5783-3111 |
■ラインナップ
商品名 | 標準価格(本体) | 形式 | 発売日 |
VTX-V20 | オープンプライス | 3-Way ラインアレイ・スピーカー |
2014年 6月17日 |
VTX-S25 | オープンプライス | サブウーファー | |
VTX-V20-AF | オープンプライス | VTX-V20/S25用アレイフレーム | |
VTX-V20-AF-EB | オープンプライス | VTX-V20-AF用エクステンションバー | |
VTX-V20-VT | オープンプライス | VTX-V20用垂直トランスポーター | |
VTX-S25-VT | オープンプライス | VTX-S25用垂直トランスポーター | |
VTX-V20-VT-CVR | オープンプライス |
VTX-V20-VTに使用する スピーカー保護カバー |
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VTX-S25-VT-CVR | オープンプライス |
VTX-S25-VTに使用する スピーカー保護カバー |
■仕様
VTX-V20 | VTX-S25 | |
形式 | 3-Way ラインアレイ・スピーカー | サブウーファー |
周波数特性(±3dB) | 60Hz~20kHz | 33Hz~300Hz |
周波数レンジ(-10dB) | 53Hz~22kHz | 28Hz~400Hz |
水平指向角度 | 110° | - |
感度(1W、1m) | 低域: 96dB | 99dB |
中域: 102dB | ||
高域: 113dB | ||
許容入力 | 低域: 1,500W | 4,000W |
中域: 600W | ||
高域: 225W | ||
ドライバー構成 | 低域: 250mm (2261H)×2 | 380mm (2267H)×2 |
中域: 100mm (2164H)×4 | ||
高域: D2 (D2415K)×3 | ||
公称インピーダンス | 低域: 8Ω×2 | 8Ω×2 |
中域: 8Ω | ||
高域: 8Ω | ||
寸法(W×H×D) | 911×281×402mm | 904×567×629mm |
質量 | 40kg | 66kg |