dbx“DriveRack PA＋”を発売

ヒビノ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：日比野晃久）はdbx（ディービーエックス）のマルチプロセッサー“DriveRack PA＋（ドライブラック・ピーエープラス）”を2009年10月20日より発売いたします。DriveRack PA＋は最大ステレオ3-Wayスピーカーシステムのミキサー～パワーアンプ間に必要となる信号処理機能を搭載したマルチプロセッサーです。簡単な質問に 答えていくことで基本設定を完了できるウィザードメニューを搭載し、音響環境に最適化したシステム設定を極めて高精度に実現します。

■環境に最適なシステム構築を素早く簡単に実現する4つのウィザードメニュー
ウィザードメニューは質問を順番に答えていくことでシステム設定を完了する機能です。以下の4つのウィザードメニューを用意し、熟練のオペレーターでも時間のかかる音場の補正を極めて迅速に、かつ自動的に設定できます。

・システム設定ウィザード
使用するパワーアンプ、スピーカーのモデル名および構成を選択するだけで最適なゲイン設定およびスピーカー構成を完了します。 さらにDriveRack PA＋はUSBポートを装備し、ファームウェアおよびパワーアンプ、スピーカーリストの更新をPC経由で実行可能。 常に最新のモデルに対応します。

・オートレベルウィザード
測定用マイクロホンで測定を行い、スピーカーのL/Rバランスおよび最適なレベル設定を分析します。

・オートEQウィザード
測定用マイクロホンで周波数帯域ごとに音響の状況を分析し、希望の特性に応じた音場補正を自動で実行します。

・AFSウィザード
音場の構造が原因で発生するハウリングポイントにノッチフィルターを自動で配置し、ハウリングを事前に抑制した環境を構築でき ます。実際のパフォーマンス中は残りのノッチフィルターを使用して随時発生するハウリングを自動的に検出、抑制します。

■精度の高いオペレーションを実現する優れたモニタリング機能
前面パネルに視 認性の高い入出力メーターおよび出力のスレッショルドメーターを装備し、信号レベルを的確に把握できます。各出力チャンネルには個別にミュートスイッチを 搭載し、出力チャンネルごとにミュートを行いながら音場の調整が可能。測定用マイクロホンで測定した信号レベルは液晶ディスプレイでリアルタイムに視認で きます。

■スピーカーの保護機能からライブSRを演出するエフェクターまで多彩な信号処理機能を搭載
世界的に高い評価を集めるdbxのコンプレッサー、イコライザーはもちろん、パワーアンプ、スピーカーを確実に保護するリミッター、最大3-Wayに帯域 を分割するクロスオーバーなどミキサーからパワーアンプ間に必要となる信号処理機能を網羅。さらに入力信号を基に低域成分を合成することでサウンドに迫力 と厚みを付加するサブハーモニック・シンセサイザーを使用すればライブSRの臨場感を飛躍的に高めます。

DriveRack PA＋は2入力6出力構成で、最大ステレオ3-Wayのスピーカーシステムに対応します。また、多様な音響シ ステムに柔軟に対応する固定プリセットを25個用意しているほか、ユーザーが設定を行ったデーターはユーザープリ セットとして25個まで保存可能です。

製品の詳細に関しましてはヒビノ株式会社　ヒビノプロオーディオセールス Div.までお問い合わせください。

■Harman Proグループについて
Harman Proグループは世界有数のオーディオブランドを有するHarman Internatioal Industries, Incorporatedの業務用音響機器に特化した部門です。AKG、BSS AUDIO、AMCRON(日本の商標はAMCRON)、dbx、JBL PROFESSIONAL、Lexicon PRO、Soundcraft、Studerの8ブランドで構成し、音の入口であるマイクロホンから出口のスピーカーまで音響に関わる全ての項目を開発、 製造。個別に製品の開発を行うだけではなく、各ブランドのテクノロジーを活用した製品や各ブランドを統合したネットワークシステムなど次世代のプロフェッ ショナルオーディオの新たな形を常に提案し続けています。