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Soundcraft “Si Impact” を発売

2015年10月13日
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Soundcraft “Si Impact”

定評あるSiの操作性と音質を受け継ぐ
多彩な入出力端子を備えたデジタル・ミキサー


ヒビノ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比野晃久)は、Soundcraft(サウンドクラフト)のデジタル・ミキサー“Si Impact”を2015年10月15日より発売いたします。Si Impactは、定評ある「Si Performer」「Si Expression」の優れた操作性や妥協のない音質を受け継ぎながらも、多彩な入出力端子を備えたコンパクトなデジタル・ミキサーです。ステージボックスと接続するためのMADI端子や、PCと接続してマルチトラックの録音/再生を行うためのUSB端子を標準で装備しており、様々なシーンで活躍します。コストパフォーマンスが高く、アナログ・ミキサーからの乗り換えにも最適です。



商品名 標準価格 発売日
Si Impact オープンプライス 2015年10月15日

 

Si Impactは、多彩な入出力端子を備えており、様々な機器を直接接続できます。MADI端子を標準で装備。オプションのステージボックスとCAT5ケーブルで接続するだけで、最大64chの音声信号を送受信できます※1。重くてかさばるマルチケーブルは必要ありません。さらに、最大32chの音声信号を送受信できるUSB端子も搭載しました※1。Windows PCやMac PCとUSBケーブルで接続すれば、マルチトラックの録音/再生が簡単に行えます。定評あるDAWソフトウェア「Ableton Live Lite」も無償でダウンロードできます。拡張スロットも1口備えており、Dante、MADI、BLU linkなどの各種オプションカードを装着することで、最大32chのオーディオ信号を送受信可能です。また、32マイク/ライン入力、16ライン出力のアナログ入出力を搭載。そのうち8入力はXLRと標準フォーン対応の複合型端子で、フォーンプラグのケーブルもそのまま接続できます。AES/EBUのデジタル出力も1系統(2ch)装備しました。




MADI端子とUSB端子

Si Impactは、直感的なコントロールを可能にするアナログ・ミキサーの様な優れた操作性を備えています。チャンネル/バスの入力、HPフィルター、ゲート、コンプレッサー、パラメトリックEQ、ディレイ、出力の設定を表示・調整するACSエリアを搭載。各チャンネルやバスを選択すると、ACSエリアがそのチャンネル/バス専用のコントロールセクションに切り替わります。ACSエリアの各機能は、レイヤーの切り替えなどで働きが変更されない専用のつまみやスイッチを備えているため、アナログ・ミキサーに近い操作性を実現しています。また、バスへのミキシングを簡単・正確に行うためのTOTEMスイッチを装備しました。スイッチを押すと、チャンネル・フェーダーがバスへの出力フェーダーに切り替わり、MONOフェーダーがバスのマスターフェーダーに切り替わるなど、サーフェイス全体がそのバスへのミキシングを行う際に最適な設定に再構築されます。これにより、まるで大型のアナログ・ミキサーのように、バスへの出力セクションが存在しているかのようなストレスのないミキシングが可能になりました。さらに、フェーダーの機能に応じて、フェーダー内部のLEDの色が全8色に変化するフェーダーグロウ・システムを採用しています。デジタル・ミキサーで操作ミスの原因となる、同じフェーダー・レイヤーに様々な機能のフェーダーが混在している場合でも正確なオペレートが可能です。チャンネル・フェーダー上部には、チャンネル/バスの名前や信号レベルなどを表示する小型ディスプレイを装備しており、フェーダーの機能に応じて色も変化します。


 

Si Impactは、デジタルならではの多彩な機能により信号を自在に制御できます。Si Impactをワイヤレスで制御するためのiPad用アプリケーション「ViSi Remote」に対応※2。ステージや客席などで実際の音を聴きながら、信号処理機能の設定やフェーダーの位置を遠隔操作できます。設定に掛かる手間や時間が大幅に削減できるうえ、場所による音質・音量の差を抑えることができ、最小限の労力でクオリティーの高いSRを実現可能です。各種設定やショーデータの編集をWindows PC上で行えるオフライン・ソフトウェアも用意しました。オーディオパラメーターを、チャンネル間やバス間、エフェクト・プロセッサー間で素早く簡単に共有できるコピー機能も備えています。バス設定の自由度も高く、14モノラルAUXのうち6モノラルAUXは6ステレオAUXに切り替えが可能。AUXバスへの出力はチャンネルごとにプリ/ポストの切り換えができ、用途に合わせて柔軟な設定が行えます。4モノラル・マトリクスも4ステレオ・マトリクスに切り替えが可能です。VCAグループとミュートグループはそれぞれ8つまで設定できます。


 
「ViSi Remote」の操作画面

コピー/ペースト画面

Si Impactは、多くのブランドとの共同開発により、優れたサウンドを実現しています。SR用ミキサーで高い評価を得ているSoundcraftと、放送局用ミキサーで絶大な信頼を獲得しているSTUDERが共同開発したDSPを使用。音声信号の処理能力が向上し、妥協のない音質と高い信頼性を獲得しています。また、SoundcraftライブSR用デジタル・ミキサーのハイエンドモデル「Vi1」譲りの高品位プリアンプを採用。原音の魅力を余すことなく引き出し、温かみのあるブリティッシュサウンドを出力します。さらに入力には、世界中で愛用されているステレオリバーブを初めとして29種類のエフェクターを搭載した、4系統のLexicon PRO製高品位プロセッサーを装備しています。ACSエリアには、dbx製のコンプレッサーと、高域と低域でシェルビングとピーキングが利用できる4バンド・パラメトリックEQも用意しました。全出力バスには、定評あるBSS AUDIOの28バンド・グラフィックEQをそれぞれ個別に装備しており、必要に応じてすぐに使用できます。

商品の詳細に関しましては、ヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディオセールスDiv. までお問い合わせください。

※1. MADI端子とUSB端子の入出力信号の設定は内部のDIPスイッチで行います。MADI端子を使用して64chの信号を受信する場合、USB端子から信号は受信できません。USB端子から32chの信号を受信する場合、MADI端子から受信できる信号は32chに制限されます。送信は、MADI端子64ch、USB端子32chで固定です。
※2. 「ViSi Remote」を使用するためには、iOS 6.0以降がインストールされたiPadと、iPadとSi Impactをワイヤレス接続するためのWiFiアクセスポイントが別途必要です。


■お問い合わせ
お客様のお問い合わせ窓口  TEL:03-5783-3110  FAX:03-5783-3111
報道関係のお問い合わせ窓口  TEL:03-5783-3114  FAX:03-5783-3111

■背面パネル

■仕様

チャンネル・フェーダー数 24
処理可能チャンネル数※ 40
入出力端子 マイク/ライン入力(XLR) 24
マイク/ライン入力
 (XLRと標準フォーン(3P)対応の
複合型端子)
8
ライン出力(XLR) 16
デジタル出力(AES/EBU、XLR) 1(2ch)
MADI(RJ45) 1
USB サーフェイス 2(電源供給用1、データ用1)
背面 1(マルチトラックの録音/再生用)
ワードクロック(BNC、75Ω) 1
HiQnet 1
バス L/R/Cバス 各1
AUXバス 14(8モノラル+6モノラルまたは6ステレオ切替)
マトリクスバス 4(4モノラルまたは4ステレオ切替)
FXバス 4
音響性能 周波数特性 20Hz~20kHz(マイク/ライン入力~ライン出力、±1.5dB)
THD 0.01%以下@1kHz(マイク感度-30dBu)
インピーダンス マイク入力 3kΩ
ライン入力 10kΩ
ライン出力 150Ω(アンバランス)、75Ω(アンバランス)
最大信号レベル マイク入力 +22dBu
ライン入力 +22dBu
バス出力 +21.5dBu
同相信号除去比 -80dBu@1kHz(マイク/ライン入力、ゲイン最大)
マイク等価入力ノイズ -126dBu(ゲイン最大、150Ωソース)
ハイパスフィルター 40Hz~1kHz
パラメトリックEQ 高域 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0、 ピーキング/シェルビング切替
中高域 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0
中低域 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0
低域 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0、 ピーキング/シェルビング切替
オシレーター サイン波(20Hz~20kHz)/ピンクノイズ
AD-DA 変換 24bit、48kHz
内部処理 40bit浮動小数点演算
レイテンシー 0.8ms以下(マイク/ライン入力~ライン出力)
電源 AC100V、50/60Hz
消費電力 130W
寸法(W×H×D) 751×148×496mm(除突起部)
質量 17kg

※ 32マイク/ライン入力に加えて、4FXリターンを8chとカウントした場合の合計値。

■オプション

オプションカード

Si MADI Cat5 card   125,000円(本体)
Si MADI Optical card (multimode)    140,000円(本体)

  • MADI対応製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大64チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。RJ45端子を搭載したCAT5ケーブル用と、SC端子を搭載したマルチモード・オプティカルケーブル用の2種類を用意。

  • ステージボックスと併せて使用すれば、ステージボックスとミキサー間をCAT5またはマルチモード・オプティカルケーブルで接続するだけでオーディオ信号の送受信が可能。


MADIカード

MADIカード
 

Si BLU link card   100,000円(本体)

  • BLU link対応製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大32チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。
BLU linkカード 

Si Multi Digital card   69,800円(本体)

  • DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)によるマルチトラックの録音/再生を行うためのカード。

  • USB、FireWire、ADAT端子を装備。USBまたはFireWire端子は32チャンネル、ADAT端子は8チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。

    ※USB端子とFireWire端子は同時に使用できません。

     

Si Multi Digital card

Si Dante card   260,000円(本体)

  • Dante対応製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大64チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。

Danteカード

Si Cobranet card   270,000円(本体)

  • CobraNet対応製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大32チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。

CobraNetカード

Si Aviom card   260,000円(本体)

  • Aviom Pro16シリーズ製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大16チャンネルのオーディオ信号を伝送可能。

Aviomカード

Si AES/EBU 4in/out card   118,000円(本体)
Si AES/EBU 8in/8out card   118,000円(本体)

  • AES/EBUデジタル入出力端子を増設するためのカード。

  • XLR端子を搭載した2入力(4ch)2出力(4ch)のカードと、D型端子を搭載した8入力8出力のカードを用意。D型端子のカードは、ワードクロック出力端子も装備。

 

AES XLR
AES D 

ステージボックス

Compact Stage box 32/8+8 Cat5   700,000円(本体)
Compact Stage box 32/16 Cat5   700,000円(本体)
Compact Stage box 32/8+8 SC Opt Multi Mode   750,000円(本体)
Compact Stage box 32/16 SC Opt Multi Mode   750,000円(本体)

  • 二重化電源や動作状況を示すLED、強制空冷ファンを搭載し、高い信頼性を獲得。2系統のMADI端子を備えており、回線トラブルによる音声の切断を回避するリダンダント機能も利用可能。

  • 32マイク/ライン入力、8ライン出力、4AES/EBU出力(8ch)を搭載したCompact Stage box 32/8+8と、32マイク/ライン入力、16ライン出力を搭載したCompact Stage box32/16をラインナップ。

  • RJ45端子を搭載したCAT5ケーブル用と、SC端子を搭載したマルチモード・オプティカルケーブル用の2モデルを用意。ミキサーの拡張スロットにMADIのオプションカードを装着すれば、Compact Stage boxとミキサー間を、CAT5またはオプティカルケーブルで接続するだけで最大64チャンネルのオーディオ信号を送受信。Compact Stage box~ミキサー間はCAT5ケーブルで最長100m、マルチモード・オプティカルケーブルで最長2kmまでの引き伸ばしが可能。

  • オプションカードを1枚装着でき、用途に応じて入出力を拡張可能。

  • ハイエンドモデル「Vi1」譲りの高品位プリアンプを採用し、優れた音質を実現。

  • EIA4Uのスペースにラックマウント可能。

  • 寸法・質量:W482×H178×D363mm(除突起部)、10kg

 

 

Compact Stage Box 

Mini Stagebox 16 Cat5   185,000円(本体)
Mini Stagebox 32 Cat5   368,000円(本体)

  • コストパフォーマンスに優れたコンパクトなステージボックス。MADIインターフェースを標準で搭載している上、ミキサーに装着するMADIカードも付属。

  • 16マイク/ライン入力、8ライン出力を搭載したMini Stagebox 16 Cat5と、32マイク/ライン入力、8ライン出力、4AES/EBU出力(8ch)を搭載したMini Stagebox 32 Cat5をラインナップ。

  • Mini Stageboxとミキサー間を、CAT5ケーブルで接続するだけで最大48chの音声信号を送受信。Mini Stagebox~ミキサー間は最長100mまでの引き伸ばしが可能。

  • Mini Stagebox 32 Cat5は2系統のMADI端子を備えており、回線トラブルによる音声の切断を回避するリダンダント機能が利用可能。

  • ハイエンドモデル「Vi1」譲りの高品位プリアンプを採用し、優れた音質を実現。

  • Mini Stagebox 16 Cat5はEIA2U、Mini Stagebox 32 Cat5はEIA3Uのスペースにラックマウント可能。

  • 寸法・質量:【Mini Stagebox 16 Cat5】W482×H89×D278mm(除突起部)、4.7kg 【Mini Stagebox 32 Cat5】W482×H133×D276mm(除突起部)、5.9kg