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Soundcraft “Vi5000”“Vi7000”を発売

2015年10月28日
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Soundcraft “Vi5000”“Vi7000”

全てが進化した、Vi Seriesの次世代モデル


ヒビノ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比野晃久)は、Soundcraft(サウンドクラフト)のデジタル・ミキサー“Vi5000”“Vi7000”を2015年10月30日より発売いたします。Vi5000、Vi7000は、Soundcraftデジタル・ミキサーの最上位機種「Vi Series」の次世代モデルです。信号処理能力、音響調整機能、操作性の全てが大幅に進化し、オペレーターの感性を最大限に引き出します。Surface、Local Rack(Local Rack + Active Breakout Box)、Standard Stage Boxの3ピース構成で、チャンネルフェーダー数の異なる2つのモデルを用意しました。


Vi5000

Vi7000

商品名 標準価格 発売日
Vi5000 オープンプライス 2015年10月30日
Vi7000 オープンプライス

 

Vi5000、Vi7000は、膨大な数の信号を自在に制御できます。信号処理の心臓部となるLocal Rackは、極めて処理能力の高い高性能DSPカードを複数枚搭載し、最大128chもの信号を同時に処理できます。多くの信号をミックスしても軽快に動作するため運用中にストレスを感じることはありません。DSPカードを追加すれば、40bit/96kHzのより高音質なデジタル・プロセッシングにも対応可能です※1。バス設定の自由度も高く32モノラルAUX/GRPバスは32ステレオAUX/GRPバスに、さらに32バスのうち16バスはモノラル/ステレオ・マトリクス・バスに切り替えができます。またLocal Rackは、MADIやDante、BLU link、CobraNetなどに対応した各種オプションカードを複数枚装着可能で、あらゆるオーディオ・ネットワークに直接接続できます。MADIカードを装着すれば、64マイク/ライン入力、32ライン出力のStandard Stage Boxを5台まで接続でき、最大384系統の信号を入出力できます。Local Rack~Standard Stage Box間はCAT5またはCAT7ケーブルで最長100m、オプティカルインターフェースを使用すればマルチモードで最長1.5km、シングルモードで最長10kmまで延長可能です。



Local Rack
ラックに収められたLocal Rack

Vi5000、Vi7000は、強力な音響調整機能を搭載し、本体のみでクオリティーの高いミキシングが可能です。製造が完了した現在でも世界中で愛用されているBSS AUDIOの4バンド・パラメトリック・ダイナミック・イコライザー「DPR-901Ⅱ」を精確にデジタル化して内蔵。各バンドに周波数可変のコンプレッサーとエキスパンダーを装備しており、極めて強力な音響調整機能を提供します。「DPR-901Ⅱ」は16系統搭載されており、チャンネルのインサートを介して利用可能です。また、8系統のLexicon PRO製高品位エフェクト・プロセッサーを装備しました。世界中で愛用されているステレオ・リバーブ14種類を初め、ディレイ7種類、ピッチシフター8種類の、合計29種類を搭載しています。さらに、全てのバス出力にBSS AUDIOの1/3オクターブ、30バンド・グラフィック・イコライザー「FCS-960」を装備。QはチャンネルごとにWide/Narrowの切り替えが可能で、用途に応じた最適なイコライジングが行えます。Universal Audioと共同で開発した「Realtime Rack」も2台まで接続可能で、多くのエンジニアから高い評価を得ているUADプラグインをスナップショットと連動させてコントロールできます。


DRP-901Ⅱ 
DPR-901 Ⅱ

DRP-901Ⅱの操作画面
DPR-901 Ⅱの操作画面

Vi5000、Vi7000は、極めて優れた操作性を備えており、膨大な数の信号をミスなく自在に制御できます。サーフェイスに複数配置された大型ディスプレイには、16個のロータリーエンコーダーやスイッチを一体化したビストニクス・タッチスクリーンを採用しています。スクリーン上部には、様々な信号処理機能の現在の設定状態が一覧で表示されます。調整したい機能にタッチすると、下部のロータリーエンコーダーやスイッチがその機能のコントロールセクションに切り替わり、背面のグラフィックも割り当てられた機能に合わせて見やすく変化。各信号処理機能が、専用のエンコーダーやスイッチを備えた高性能プロセッサーのように操作できるため、極めて直感的なコントロールが可能です。また、スクリーン内で信号処理機能の全ての操作が完結できるため、視点を大きく動かす必要がなくミキシングに集中できます。精巧な3Dグラフィックの表示は滑らかな動きで見やすく、機能ごとに色分けされているため操作ミスも防ぐことができます。さらにビストニクス・タッチスクリーンでは、ファームウェアのアップデートでShure製ワイヤレスシステム「ULX-D」や「QXL-D」の送信機の電池残量やミュートの状態、受信機の電波の受信状況や信号のクリップの状態も確認可能になる予定です。受信機本体や制御用のPCを別途確認する必要がなくなり、ミキシングに集中できます。


ビストニクス・タッチスクリーン 
左:ビストニクス・タッチスクリーン
右:エンコーダーやスイッチ背面のグラフィックが割り当てられた機能に合わせて見やすく変化する

また、割り当てられている機能に応じてフェーダー内部のLEDの色が変化する、Soundcraft独自のフェーダーグロウ・システムを採用しました。フェーダーの溝全体が鮮やかに光るので、暗い会場でも正確なオペレートが可能です。フェーダー上部には、ゲインやゲートのスレッショルド、パンの設定状態を常に表示し、比較しながら調整できる専用ロータリーエンコーダーも装備しました。Vi5000、Vi7000をワイヤレスで制御するためのiPad用アプリケーション「ViSi Remote」や、各種設定やショーデータの編集をWindows PC上で行えるオフライン・ソフトウェア「Virtual Vi」にも対応しています※2。その他、オーディオパラメーターのコピー/ペースト機能や、各機能の設定を個別に保存/再現できるライブラリー機能も搭載しており、調整に掛かる時間を大幅に短縮できます。
フェーダーグロウ・システム
フェーダーグロウ・システム
ViSi Remote
ViSi Remote

商品の詳細に関しましては、ヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディオセールスDiv. までお問い合わせください。

※1. 処理可能なチャンネル数は64chに減少します。
※2. 「ViSi Remote」を使用するためには、iOS 6.0以降がインストールされたiPadと、iPadとVi5000、Vi7000をワイヤレス接続するためのWiFiアクセスポイントが別途必要です。


■お問い合わせ
お客様のお問い合わせ窓口  TEL:03-5783-3110  FAX:03-5783-3111
報道関係のお問い合わせ窓口  TEL:03-5783-3114  FAX:03-5783-3111

■仕様

  Surface
Vi5000 Vi7000
電源 AC100V、50/60Hz AC100V、50/60Hz
寸法(W×H×D) 1437×325×730mm (除突起部) 1732×325×730mm (除突起部)
質量 55kg 58kg

 

  Local Rack Active Breakout Box Standard Stage Box
電源 AC100V、50/60Hz AC100V、50/60Hz AC100V、50/60Hz
寸法(W×H×D) 483×399×424mm (除突起部) 482×177×149mm (除突起部) 483×399×424mm (除突起部)
質量 25kg 4.4kg 13kg
 

チャンネル・フェーダー数 Vi5000:24、Vi7000:32
マスター・フェーダー数 12(L/R/C含む)
処理可能チャンネル数 128ch※1
入出力 端子 Surface MIDI IN/OUT IN:1、OUT:2
HiQnet 1
USB 2
トークバック・マイク入力 1
DVI出力 1
Local Rack カード構成により異なる。
Active Breakout Box ライン入力(XLR) 16
マイク入力(XLR) 3
デジタル入力(AES/EBU、XLR) 8(16ch)
ライン出力(XLR) 16
デジタル出力(AES/EBU、XLR) 8(16ch)
LRCモニター出力(XLR) 各1
LRモニター出力(XLR) 各1
Standard Stage Box マイク/ライン入力(XLR) 64
ライン出力(XLR) 32
GPIO(D-Sub25ピン) 各1
バス LRCバス 各1
AUX/GRP/マトリクス・バス 32(32モノラル/ステレオ切替)
※AUXバスとGRPバスは自由に切り替え可能。
※32バスのうち16バスは、16モノラル/ステレオ・マトリクス・バスに切り替え可能。
音響 性能 周波数特性 Stage Boxマイク入力~ライン出力 20Hz~20kHz(+0/-1dB)
Breakout Boxデジタル入力 ~デジタル出力 20Hz~20kHz(+0/-0.2dB)
THD+N Stage Boxマイク入力(ゲイン最小) ~Breakout Boxライン出力 0.003%以下@1kHz(22Hz~22kHz)
Stage Boxマイク入力(ゲイン最大) ~Breakout Boxライン出力 0.020%以下@1kHz(22Hz~22kHz)
Breakout Boxライン入力~ライン出力 0.003%以下@1kHz(22Hz~22kHz)
インピーダンス マイク入力 2.7kΩ
ライン入力 10kΩ以上
ライン出力 75Ω以下
最大信号レベル マイク入力 +28dBu
ライン入力 +22dBu
ライン出力 +22dBu
定格レベル +4dBu(-18dBFS)
同相信号除去比 80dB@1kHz(Stage Boxマイク入力)
残留ノイズ -91dBu(Stage Boxライン出力、入力なし、フェーダー0dB)
マイク等価入力ノイズ -126dBu以下(22Hz~22kHz、アンウェイト、150Ωソース)
フィルター Stage Boxハイパスフィルター 80Hz、12dB/oct
チャンネル・ハイパスフィルター 20~600Hz、18dB/oct
チャンネル・ローパスフィルター 1~20kHz、18dB/oct
パラメトリック イコライザー (入力、バス出力) 高域 20Hz~20kHz、±18dB、Q=0.3~8.7、 ピーキング/シェルビング切替
中高域 20Hz~20kHz、±18dB、Q=0.3~8.7
中低域 20Hz~20kHz、±18dB、Q=0.3~8.7
低域 20Hz~20kHz、±18dB、Q=0.3~8.7、 ピーキング/シェルビング切替
オシレーター  サイン波(20Hz~20kHz)/ピンクノイズ/ホワイトノイズ
AD-DA変換 40bit、48kHzまたは96kHz※2
内部処理 40bit浮動小数点演算
レイテンシー 2ms以下@48kHz(Stage Boxマイク入力~Breakout Boxライン出力)
※1. 40bit/96kHzのプロセッシングに対応させた場合、処理可能なチャンネル数は64chに減少します。
※2. 40bit/96kHzのプロセッシングに対応させるにはDSPカードを追加する必要があります。

 

■Local Rack、Active Breakout Box

Local Rack   Active Breakout Box   
ラックに収められたLocal RackとActive Breakout Box

■Standard Stage Box

Stndard Stage Box 
ラックに収められたStandard Stage Box