DriveRack PA2
資料&ダウンロード : 仕様書
DriveRack PA2
特長
- 最大ステレオ3-Wayスピーカーを駆動するPAシステムの、ミキサー~パワーアンプの間に必要となる全ての信号処理機能をEIA 1Uの筐体に内蔵。パワード・スピーカーにも対応。
- ディスプレイの表示に従い設定を進めていくことで最適なセットアップを完了できるウィザード機能を搭載。3つのウィザードを用意しており、事前にシステム設定ウィザードを実行して結果を本体に保存し、会場で他のウィザードを実行すれば、効率的なセットアップが可能。
- システム設定ウィザード
- スピーカーやパワーアンプのモデル名および構成等を選択していくだけで、クロスオーバー、パラメトリックEQ、極性、リミッター、出力ディレイを最適な値に自動設定。また、パワーアンプの推奨ゲイン設定もディスプレイに表示。選択できるモデルにはJBL PROFESSIONALやCROWNをはじめとして主要メーカーの様々な製品が含まれており、最新のリストに更新も可能。
- オートEQ/レベルアシスト・ウィザード
- オプションの測定用マイクロホンを使用して音響調整を実行。オートEQでは31バンド・リアルタイムアナライザーで音場を測定し、パラメトリックEQで周波数特性を自動補正。
- フラットはもちろん用途や会場に適した補正も可能。またレベルアシスト・ウィザードでは、音圧レベルを測定し、スピーカーのレベルやLRバランスを分析。最適なパワーアンプのゲイン設定をディスプレイに表示。
- AFSウィザード
- ハウリングを意図的に発生させることで、会場のハウリングポイントに固定のノッチフィルターを自動で挿入。
- システム設定ウィザード
- 従来のDriveRackではグラフィックEQで行っていたオートEQを、DriveRack PA2では8バンドのパラメトリックEQで実行。より多くの項目を、より詳細に設定できるため、音場補正の精度が大幅に向上。用途に合わせて音質を調整する31バンドのグラフィックEQも装備。
- ハウリング・サプレッサーには、世界的に評価の高いハウリング制御アルゴリズム「AFS」の最新版を搭載。素早く正確にハウリングを検知し、最適なノッチフィルターを挿入するため、音質への影響を最小限に抑えながらクリアなサウンドを維持。12個のノッチフィルターは、固定フィルターとしてはもちろん、マイクロホンの移動時も追随できるライブフィルターとしても使用可能。
- dbxの音質を継承したコンプレッサーやリミッターをはじめ、サブハーモニック・シンセサイザーや入出力ディレイを搭載。クロスオーバーのフィルターは、バターワースとリンクウィッツ・ライリーの計12種類を用意。ADコンバーターには独自の“Type IV”方式を採用し、ダイナミックレンジを拡大。
- 携帯端末やPCで制御するためのアプリケーション「PA2 Control App」を用意。ワイヤレス環境で使用すれば、会場を歩き回り実際の音を聴きながらサウンドを調整可能。
- 本体には75個のユーザー設定を保存でき、「PA2 Control App」を使用することで携帯端末やPCにバックアップを作成することも可能。
- 出力ごとにミュートボタンを装備。全ての出力をミュートさせた状態で起動する機能も搭載。
- 入出力ごとに、レベルメーターやクリップLED、スレッショルドLEDを装備。「PA2 Control App」からも確認可能。
- ディスプレイはバックライト付きで、各ボタンをONにするとLEDが点灯するため、暗い会場での操作ミスを防止。
- 2入力6出力のステレオ構成で、入力感度は+4dBuまたは−10dBVに設定可能。
- 前面パネルのロック機能はもちろん、携帯端末やPCからの操作をパスワードでロックする機能も搭載。
仕様
音声入力 | チャンネル数 | 2 |
端子・形式 | XLR、電子バランス | |
インピーダンス | 50kΩ | |
最大レベル | +20dBu | |
RTAマイク入力 | チャンネル数 | 1 |
端子・形式 | XLR、電子バランス | |
ファンタム電源 | 15V | |
音声出力 | チャンネル数 | 6 |
端子・形式 | XLR、電子バランス | |
インピーダンス | 120Ω | |
最大レベル | +20dBu | |
AD-DA変換 | 24bit、48kHz | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz(±0.5dB) | |
THD+N | 0.003%(+4dBu、1kHz、0dBゲイン) | |
ダイナミックレンジ | 107dB(ウェイトなし) | |
電源 | AC100V、50/60Hz | |
消費電力 | 22W | |
寸法(W×H×D) | 482×44×149mm(除突起部) | |
質量 | 2.4kg |
●シグナルパス
専用アプリケーション「PA2 Control App」
DriveRack PA2専用アプリケーション。
- 前面パネルで操作する設定項目の、ほぼすべてを操作可能。例えばウィザードの実行や測定マイクの状況確認、音響調整のパラメーター調整、プリセットの選択などをはじめ、信号レベルのモニタリングも可能。
- 鮮やかなグラフィックにより優れた視認性を獲得しており、直感的な操作が可能。
※「PA2 Control App」をワイヤレスで使用するためには、Wi-Fi対応の携帯端末またはPC、およびDHCPサーバー機能をもつ無線LANルーターが必要です。有線で使用するためにはPCのほかに、DHCPサーバー機能をもつルーターまたはスイッチングハブが別途必要です。
パラメトリックEQの設定画面 |
グラフィックEQの設定画面 |
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AFSウィザードの完了画面 |
クロスオーバーの設定画面 |
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ユーザー設定(プリセット)の管理 およびバックアップ画面 |
信号レベルのモニタリング画面 |
■動作環境
- iPad、iPod touch、iPhone
- OS:iOS 7.0以降
- 対応機種:iPad 2以降、iPod touch 第5世代以降、iPhone 4以降
- Android端末
- OS:Android OS 4.0.3以降
- Mac PC
- OS:MacOS10.11以下
- Windows PC
- OS:Windows 7※/10(32/64ビット)
- CPU:Pentium 4または同等以上
- メモリー:1GB RAM
- HDD空き容量:25MB以上
※Windows 7は、マイクロソフト社のサポート終了に伴いセキュリティーの脆弱性が高まっているため、極力他のOSの使用をお勧めします。また、Windows 7上で起きたトラブルに関しては十分な対応ができない場合があります。ご了承ください。
関連製品・オプション
測定用マイクロホン
このサイトには、税込価格(税率10%)と税抜本体価格を併記しています。