株式会社フジテレビジョン 様 V5スタジオ
あらゆる番組に使用する汎用スタジオに納入された
CALRECの最上位デジタルミキシングコンソール“APOLLO”
2010年3月運用開始
あらゆる番組に使用する「V5スタジオ」
スペースの効率化+使いやすさ
「そのときに一番いいものを」というコンセプトの元、今回の改修においては、スペースの効率化が重要視されました。最近ではワイヤレスマイクを出演者全員につけてほしいという制作の要望もあり、必要なチャンネル数も多くなりがち。操作性も考え、最大ミックスチャンネル数1020、物理フェーダー56本を1998mmのコンパクトなサーフェスに収めたAPOLLOが採用されました。ラックも3本と簡潔なシステムになっており、改修前の7本から大幅減。ガラス面も排除され、音環境の改善にもつながりました。
V5スタジオは、社員だけでなくプロダクションのエンジニアたちも多く使用するため、誰にでも使い易く迅速に対応できるコンソールが求められました。APOLLOは便利な機能が多く、特にアサイナブルモード、チャンネルストリップモード( ワイルドモード)の2つのモードが特徴的です。アサイナブルモードは選択したチャンネルの細かな操作と詳細な表示ができ、ワイルドモードはすべてのチャンネルの簡単な操作と必要最低限な表示が可能です。サーフェス上のタッチパネルで瞬時に切り替えられ、状況に応じた使い分けができます。また、最大3人までの独自の操作を完全に独立して行えるユーザースプリットという機能もとても有効。大人数のトーク番組などで複数のエンジニアが同時にオペレートする際には、各自アサイナブル モードで自分好みのミキシングスタイルを確立できます。
また、アナログ卓と同様、CALRECのヘッドアンプを今回も非常に良好と高い評価をいただいています。さらに、安全面についても「イギリスのBBCで相当鍛えられているようでしっかりしている」とオートマチックリダンダントシステムを評価していただきました。
主要な納入機材
機材 | ブランド名 | 製品名 |
---|---|---|
デジタルミキシングコンソール | CALREC | APOLLO |
デジタルマルチプロセッサー | BSS AUDIO | BLU-160 |
マスターサウンドディスプレイ | DK-Technologies | MSD-600M++ |
デジタルシンククロックジェネレーター | STUDER | D21 MasterSync |
音声分配器 | RANE | DA 216S |
デジタルエフェクター | Lexicon PRO | 960L |
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