ホール・劇場
劇団四季様の数ある専用劇場のひとつ、JR東日本四季劇場[春]にDiGiCoの「Quantum 7T」と「EX007 Quantum」が納入されました。世界でもトップクラスのショービジネスを展開する劇団四季様。ストレートプレイ、オリジナルミュージカル、海外ミュージカル、ファミリーミュージカルなど幅広いレパートリーを上演しており、年間公演数は約3000回にのぼります。ミュージカルにおける音響調整やオペレーションについて、技術部音響課の渋谷昌子氏と吉澤紳吾氏、森下要氏に、お話をうかがいました。
新国立劇場様は国際的な水準を満たす現代舞台芸術を企画・制作して発信する、日本で唯一の国立劇場です。3つの劇場を擁し、中でもオペラパレスはオペラ・バレエの理想的な上演を追求した専用劇場です。客席から見える主舞台のほかに、主舞台と同じスペースの舞台を奥と左右にも有する四面舞台のプロセニアム劇場で、オーケストラピットも備えた本格的な構成です。「歌手の肉声が理想的に響く設計」、「まるで劇場そのものが楽器のような空間」と称されるオペラパレスのPA 調整卓に、DiGiCo の「SD10」をメインとしたシステムが納入されました。オペラにおける最適な音作りのための音響調整やシステム運用について、技術部音響課の上田 好生氏と河原田 健児氏に、お話を伺いました。
松竹ショウビズスタジオ株式会社様は、音響業務、劇場管理、スタジオ録音、音楽制作、音源編集など多岐にわたる音の仕事に携わっています。松竹のグループ会社の一翼として、歌舞伎座をはじめ新橋演舞場、関西の南座、大阪松竹座、新歌舞伎座など数多くの舞台の音響業務を担っており、文化の継承に貢献されています。
杉並区立公民館を引き継いだ社会教育センターと地域区民センターの複合施設として、1989年6月に開館されたセシオン杉並は、杉並区の文化教育活動拠点のひとつです。客席491席のホールには、仮設能舞台やオーケストラピットも備えています。 このたび、Soundcraftのデジタルミキシングコンソール「Vi3000」、JBL PROFESSIONALの2wayスピーカー「AM7215」×4、サブウーファー「ASB6118」×2、CROWNのパワーアンプ「DCi 2|1250N」×4、BSS AUDIOプログラマブル・デジタル・プロセッサー「BLU-806」が導入されました。
YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)は、山梨県甲府市にある多目的ホールです。1989席の大ホールと700席の小ホールに加え、練習室やリハーサル室など充実した施設によって構成され、一流の芸術鑑賞および地元の文化活動育成の場として活用されています。 このたび大規模なシステム更新が施され、「大ホール」「小ホール」の両方へDiGiCoのデジタル・ミキシングコンソール「Quantum338」が導入されました。製品選定および運用管理を担当されている舞台技術部の安田悠史様にお話しを伺いました。
株式会社フェイス様「BAROOM」円形ホール編 納入機材:S21
株式会社フェイス様が運営する「BAROOM(バルーム)」にはDiGiCoのデジタル・ミキシングコンソール「S21」とデジタル・プロセッシング・エンジン「4REA4」が納入されています。施設の中心となる円形ホールのほかに、バーが併設されています。それぞれの場所で音楽を楽しめるようになっており、S21は円形ホール、4REA4は円形ホールを含めた全体の演出を担っています。音響エンジニアの須藤健志氏と堀田要氏にお話を伺いました。
2021年、山口県山口市に、これまでに無かったタイプの施設がオープンしました。『KDDI維新ホール(正式名称:山口市産業交流拠点施設)』と名付けられたこの施設は、文化・スポーツ・ビジネス・健康など、さまざまな分野で人々の交流を促進する多機能複合施設。メイン・ホール、大小12の会議室、メイン・スタジオといった施設で構成され、新山口駅直結という利便性の高いロケーションも特徴です。山口市経済産業部の金子隆明氏によれば、新山口駅周辺の再開発は現在の山口市が発足した2005年から計画されていたとのこと。16年もの年月を経て完成した県民待望の施設、それが『KDDI維新ホール』なのです。
けんしん郡山文化センター様は、2000 席を超す大ホールと806 席の中ホールを擁し、展示室や集会室のほか会議室などを備えた多目的文化施設です。コンサートや式典等だけでなく、コンクール等の県大会から東北・全国レベルの催しまで、あらゆるニーズに対応しています。システムの入れ替えにあたり、DiGiCo のデジタル・ミキシング・コンソール「SD10」と「SD11i」をそれぞれ1 台ずつ、大ホールと中ホールに納入いただきました。
名古屋市公会堂は、1930年に開館した大正~昭和初期の近代建築を代表する建物の一つです。2017年から改修工事を行い、今年4月1日にリニューアル・オープンを迎えました。改修工事の一環として、1,552席のキャパシティを備える“大ホール”にも先進的なサウンド・システムが導入されています。その大きな特長は、スピーカーの設備がホール音響(講演会やコンサートなどの音響)とシネマの両方に対応していることで、シネマについては5.1chのサラウンドもサポートしています。
アクト・ディヴァイス様は、音響や照明、公共ホールの管理業務を行っています。この度、デジタル・ミキシングコンソールにDiGiCo のSD10、スピーカーにJBL PROFESSIONAL のVTX-V Series を中心としたシステムを導入いただきました。
「帝劇」の通称で親しまれる帝国劇場様は、『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』など海外からのミュージカル作品も多数上演される名劇場。一流の俳優と演出家による公演が日夜行われています。このたび、ステージのミキシングコンソールにDiGiCoのSD10Tが導入されました。「T」のつくモデルは、プレイヤー設定やマトリクスノードディレイなど、劇場や演劇に特化した機能を持たせたシアターバージョンで、選定の際の必須項目となりました。また、初導入となった32bit AD/DAコンバーター搭載のI/Oカードにも高い評価をいただきました。
沖縄県の北部に位置する収容人数403名の「がらまんホール」。世界的なアーティストのコンサートから地域の芸能まで幅広い演目が行われています。今回は、音質や操作性の要件をクリアし、かつ、県内では初の導入で、ホールの特色の1つにもなるだろうという考えから、Soundcraftのデジタル・ミキサー「Vi3000」を導入いただきました。以前のアナログ・ミキサーと比較して、「音の明瞭度が格段にアップしました。」と満足していただいているようです。操作性についても「グラフィカルなユーザーインターフェースが直観的に理解できる。特に画面が広いのが使いやすいです。」と好評です。「これからのソフトウェアのバージョンアップで、機能が進化する可能性を秘めているのも楽しみ。」と、Vi3000の運用を楽しんでいらっしゃるのが印象的です。
長野県を代表する多目的ホールのキッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)。その「中ホール」(収容人数746名)にJBL PROFESSIONALのラインアレイ・スピーカー「VT4886」を導入いただきました。「コンパクトで視界を邪魔しないのがいいですね。また、このサイズからは想像ができない力強い低域と十分な出力があり、客席の隅々にまでしっかりとクリアな音を届けてくれます。」と高い評価をいただいています。AMCRONパワーアンプとの組み合わせも、音の立ち上がり、音質ともに好評とのことです。
大ホールに納入されたミキシングコンソールDiGiCo「SD7」の実績が認められ、中ホールに同モデルの「SD7」、移動用に「SD10-24」が採用されました。DiGiCo コンソールはコントロールが全モデル共通なので、異なるモデルでも迷うことなく操作ができ、ヒューマンエラーの軽減につながっています。また、DPA Microphoesのマイクとの組み合わせは「音色・音質・操作性どれをとっても素晴らしい」と高評価をいただきました。
「三重県総合文化センター」は、芸術文化と生涯学習、男女共同参画を推進する総合文化施設。施設内にある多数のホールや会議室のうち、小ホールにDiGiCo の“SD10-24”が納入されました。ディスプレイに表示される情報量の多さと瞬時の視認性の高さを「特筆すべき」と評していただき、「視線を長時間画面に固定させられる卓が多い中、きちんと舞台を見ながら同時進行していく『舞台』を操作できる」と実感されています。また、伝送が安定している点や、各々の好みに応じて細かく設定できるマクロキーの存在も高く評価していただきました。
西武鉄道を中心に、地域社会へ寄与する事業を多数展開する西武グループが運営する「くすのきホール」。講演会やパーティ、試写会など、様々な用途で利用できる多目的ホールです。メインのスピーカーシステムには、幅広いニーズに対応できる柔軟性と明瞭度の高いサウンドが求められ、CODA AUDIOのラインアレイシステム『ViRAY』が採用されました。「従来のシステムよりも少ない音量で明瞭な音が会場全体へ届いている」と好評です。
佐賀県鹿島市民の生涯学習や芸術文化振興の拠点となるエイブルホール。メイン調整卓にSoundcraft Vi1デジタル・ミキサーをご導入いただきました。「Vi1は音質はもちろん、その操作性が優れていると感じました。以前のアナログ・ミキサーでの運用に比べて設定変更の作業がシンプルになり、操作ミスを減らせます。文化祭などの催しでシーンの転換が多い時は便利ですね」とご満足いただいています。
福岡・博多に誕生した「HKT48」の専用劇場に、実績と信頼のある音響システムを導入。
中ホールの音響調整卓に採用されたSoundcraft“Vi1”。 コンパクトながら豊富な入出力を備え、操作性・サウンドともに好評。
音質・機能・安定性などDiGiCoへの高評価により選定された“SD9”。地域の文化活動に新たな催し物の展望も。
多チャンネルのマトリクスをコンパクトに構築。 予算とスペースを削減し音質と操作性を向上させたSoundweb London。
ますます多様化するお笑い演目に応えるべくデジタルコンソール“Si Compact 32”を採用。
福岡屈指のコンサート会場として知られるホールに 視認性と操作性に優れたSoundcraft“Vi6”を納入。
平和推進の取り組みの拠点で多様な催し物に対応するハイスペックな音響システム。
光伝送が可能なDiGiCo“SD7”により豊富な入出力数を確保し、リダンダント機能も強化。
形状可変の劇場が必要とする機能をあわせ持つSoundcraft“Vi6”
光伝送システムの中心に据えられたDiGiCo“SD7T”。ハウス卓とモニター卓の2台で舞台芸術を支える。
NMB48 のホームグラウンドとして大阪・難波に誕生。音響性能に優れた製品群が華やかで軽快なステージを支える。
世界が認める音楽の殿堂がDiGiCoの最上位機種“SD7”を採用。決め手はマルチオペレーションとバスの数。
高音質と操作性の良さで多彩なイベントを支える、DiGiCo“SD8”。
柔軟な使い方ができる2台のSTUDER「VISTA 5 SR」をメインコンソールとして採用。
重視したのは、STUDERのサウンドクオリティー。メイン卓とレコーディング卓に同じモデルを導入。
ネットワーク化された音響システムを一元管理。多彩な公演のサウンドを自由な設定と優れた操作性でコントロール。