ハウステンボス 様 5D MIRACLE TOUR
正面と上下左右にSHARP製液晶ディスプレイが施されたアミューズメント施設で
音を反射させて拡声させる方法に成功。
2011年4月オープン
舞台形状を自在に変化する小劇場
ノイズが少ない、移動しやすい、操作性が良い
2011年4月、映像アトラクション施設「5D MIRACLE TOUR (ファイブディー・ミラクルツアー)」がオープンしました。前面、上下、左右の壁面に156台のSHARP製60V型液晶ディスプレイを設置。幅8m×高さ4.5m×奥行13mの大画面に映し出される美しい映像空間で、リアリティと迫力に満ちたバーチャル体験を楽しめます。
通常は客席に向けてスピーカーを設置しますが、液晶ディスプレイの上に設置するとせっかくの映像の臨場感が失われます。映像の臨場感を保ちながら拡声するため、反射を利用してL/C/Rのサラウンド音声を届けるという手法を採用。そのため、スピーカーの選定と設置に厳しい条件が課せられました。1. 最良な反射が得られるよう、指向角度が狭いこと 2. 反射による減衰を抑えるため、出力音圧が大きく高域のドライブ能力が高いこと 3. 設置スペースが限られているため、コンパクトな筐体であること この条件を満たしたのがJBL PROFESSIONAL の“VRX928LA”でした。指向角は水平100°×垂直15°、最大出力音圧122dB SPL、幅918×高さ230×奥行268mmのラインアレイ用のモジュールを1つずつL/C/Rに配置しました。センターは横置き、狭い指向角を生かすためL/Rは縦置きにし、上下左右の微調整ができる特注金具を用意しました。サブウーファーは、130dB SPLという大音圧で低音の迫力を増強するJBL PROFESSIONAL“VRX918S”。後方の天井に取り付けられました。
これらのスピーカーと床を振動させる装置に送る音声信号をコントロールするのが、BSS Audioのマルチプロセッサー“BLU-160”。デモによる結果を元に、それぞれの周波数特性を調整し、EQ・ディレイ・リミッターなど詳細な設定と制御を1台で行います。
主要な納入機材
機材 | ブランド名 | 製品名 |
---|---|---|
スピーカー | JBL PROFESSIONAL | VRX |
パワーアンプ | AMCRON | CTs 3000、CTs 1200、 XTi 4000 |
デジタル・マルチプロセッサー | BSS Audio | BLU-160 |
サブハーモニック・シンセサイザー | dbx | 120A |
スピーカー | JBL PROFESSIONAL | Con |
パワーアンプ | AMCRON | XLS-202(D |
ヘッドセット・マイクロホン | DPA | 4066 |
【5D MIRACLE TOUR】
〒859-3243 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1 ハウステンボス スリラー・ファンタジー・ミュージアム内
http://www.huis