日産スタジアム 様
1998年に神奈川県横浜市に誕生した日産スタジアム(横浜国際総合競技場)は、充実した設備と座席数約72,000席を誇る国内最大級のスタジアムです。Jリーグの横浜F・マリノスがホームとして使用するほか、スポーツやコンサート、イベントの会場として利用されており、2002 FIFAワールドカップでは決勝戦が行われました。
日産スタジアムでは今年開催されるラグビーワールドカップと、来年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のサッカー(男子)においても決勝戦が開催されます。これを受け、2015年から3年間にわたり機材更新を行い、屋根下のスピーカーにJBL PROFESSIONAL「PD500-WRX」を124台、バルコニー下のスピーカーにJBL PROFESSIONAL「AC28/95-WRCi」を295台、パワーアンプにCROWN(AMCRON)「DCi Series Network」を146台導入していただきました。「PD500-WRX」と「AC28/95-WRCi」は防塵・防水加工を施した特注品で、屋外への設置に対応する全天候型です。さらに、「PD500-WRX」は遠達性と指向制御に優れ、広いスタジアム全体を隙間なくカバーします。スピーカーの制御はCROWN「DCi Series Network」とBSS AUDIOのプログラマブル・デジタル・プロセッサー「BLU-806」、「BLU-160」で行っています。「今回のシステムは中低域がしっかり出ています。“音が近くなった”という感覚があり、迫力が増しました」と、ご満足いただいております。
日産スタジアムの音響システムはHARMANのソフトウェア「Audio Architect」で管理されており、操作画面はオリジナルで作り込まれているので視覚的にわかりやすく、直感的にコントロールできます。また、ミキサーからパワーアンプまでの音声経路はAES/EBUとDante、BLU linkによるフル・デジタル伝送が確立されているので、「Audio Architect」で一元管理可能。問題のある箇所を瞬時に見つけだし対処できます。「1つのソフトウェアで、プロセッサーとパワーアンプを監視し、コントロールできるのは素晴らしいです」と、お言葉をいただきました。
2018年4月運用開始
※サウンド&レコーディング・マガジン(2019年5月号)にも取り上げられました。詳細は以下のwebサイトをご覧ください。
http://rittor-m
※プロサウンド(2019年8月号、webではStereo Sound ONLINE)にも取り上げられました。詳細は以下のwebサイトをご覧ください。
https://online.
|
主要な納入機材
機材 | ブランド名 | 製品名 |
2-Way同軸フルレンジ・スピーカー | JBL PROFESSIONAL | PD500-WRX(特注防塵防水加工) |
2-Wayフルレンジ・スピーカー | JBL PROFESSIONAL | AC28/95-WRCi(特注防塵防水加工) |
パワーアンプ | CROWN (AMCRON) | DCi 4|600N、DCi4|300N |
プログラマブル・デジタル・プロセッサー | BSS AUDIO | BLU-806、BLU-160 |
BLU link-Danteブリッジ | BSS AUDIO | BLU-DA |