稲盛財団記念館 稲盛ホール 様
九州大学 稲盛ホール、JBL & CROWNで音響刷新 ― 学術交流の場に新たな響き
稲盛財団記念館は、公益財団法人稲盛財団(創設者:稲盛和夫氏)より、九州大学創立100周年を記念して伊都キャンパス内に寄贈された施設です。九州大学の理念「知の新世紀を拓く」に賛同いただいた稲盛氏のご厚意により建設され、教育・研究・国際・地域交流の中核拠点として、世界中の研究者や学生が集う場となっています。
館内1階には「稲盛ホール」と「稲盛サロン」が設置され、海外の大学や研究機関との学術・文化交流の場として活用されており、九州大学が“世界に開かれた大学”としての姿勢を象徴する重要な空間です。
2025年4月 運用開始

ホール内全景
■ より快適で高品質な音響環境を目指して
稲盛ホールは講演会やシンポジウム、式典など多彩な催しに対応していますが、建設から10年以上が経過し、音響機器に不具合が見られるようになっていました。これまで段階的に機器更新が進められてきましたが、今回、より快適で高品質な音響環境を整えるため、メインスピーカーシステムの刷新を検討されました。
■ 機材選定の背景
今回の音響刷新に向け、機器の性能や設置環境への適合性について説明が行われるとともに、実機によるデモンストレーションも実施。ホール内で実際の音響効果を確認したことで、機材の性能を十分に評価され、まずはJBLのコラム型スピーカー「CBT 70J-1」、CROWNのパワーアンプ「CDi 2|600」をご採用いただき(2024年4月運用開始)、最終的にJBLのパワード・コラム型スピーカー「Intellivox - Ivx-DSX280 HD」の導入が決定しました。
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| 演台の両側に「Ivx-DSX280 HD」を設置。パワードで省スペース | 壁面には「CBT 70J-1」が並ぶ |
■ 導入後、大きく改善された音響環境
新しい音響機器の導入後、ホールの音響環境は以下のような点で大きく改善されました:
- 低音の迫力: 重厚で深みのある音が空間全体に広がり、臨場感がアップ
- 高音のクリアさ: 鮮明で聞き取りやすく、話し手の声が自然に耳に届く
- 音の均一性: 約300㎡のホール内で、教壇からの声が後方の隅でもはっきりと聞こえる
実際にホールを利用された方からは、「まるで隣で話しかけられているような感覚だった」といった感動の声も寄せられたそうです。また、スピーカー本体の外観もホールの色調に合わせた塗装が施され、格式高い空間にふさわしい素材・デザインであることから、利用者様からも高い評価をいただいています。

内装に合わせて塗装し、周囲に溶け込む「Ivx-DSX280 HD」
■ 今後の展望
今回の音響設備更新により、稲盛ホールはさらに快適で質の高い催事運営が可能となりました。今後も、稲盛財団のご意向に沿って、学内外問わず広く社会に開かれた施設として、教育研究・国際交流・地域交流の場としての活用が期待されます!
主要な納入機材
| 機材 | ブランド名 | 製品名 |
| パワード・コラムスピーカー | JBL PROFESSIONAL | Ivx-DSX280 HD |
| コラムスピーカー | JBL PROFESSIONAL | CBT 70J-1 |
| パワーアンプ | CROWN | CDi 2|600 |









