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株式会社NHKメディアテクノロジー 様 中継音声支援車

最新の中継音声支援車にSTUDER“VISTA 5SR”を採用

2010年4月運用開始

中継音声支援車「S-1」内のVISTA 5SR

中継音声支援車(S-1)

放送番組に最先端の制作技術を提供

株式会社NHKメディアテクノロジー様は、放送番組の制作に関わる技術業務や研究開発を行うNHKグループの技術を担う中核企業。放送と通信の連携によるサービスの多様化が進んで いるなか、最先端の放送技術力と確かな情報システム技術力を発揮している。映像・音声・照明機器をはじめ、スタジオや編集室をあわせ持ち、中継音声支援車も4台製作している。最新 の中継音声支援車「S-1」にSTUDER の“VISTA 5SR”が採用された。

3D番組やスポーツ・中継番組のコアとなる音声支援車

中継音声支援車とは、音声制作スペースと制作支援用スペースを持つ移動可能車両のことで、主にスポーツ中継や生放送中継番組で使用される。「S-1」製作にあたっては、スポーツ中継番組以外でも運用する可能性を考慮し、3D番組の制作にも対応できる拡張性の高い機材が必要になった。選定のポイントとして、第一に生放送に対応したオールリダンダントのデジタルコンソールであること、第二にコストパフォーマンスが高いこと、そして車中の限られたスペースの中でもオペレートしやすいこと、の3点があげられた。この条件をクリアしたのがSTUDER の“VISTA 5SR”。スポーツ中継にはハイスペックだとの声もあるなかで採用に踏み切ったのは、「S-1」を3D番組やスポーツ・中継番組のコアとなる音声支援車にするためであったという。


使用した感想を、スポーツ・中継TDの佐藤哲司さんにうかがった。「“VISTA 5”よりも傾斜のある“VISTA 5SR”にしたことで液晶画面やエンコーダーにも手が届きやすく、視認性が良いためオペレートがしやすいです。また、コンソールのセットアップもグラフィックコントロール画面で見やすくわかりやすく感じました。」特に、STRIP SETUP でSTRIP をドラッグ&ドロップできる点やサラウンドパン機能のVSP(ヴァーチャルサラウンドパンニング)を気に入っていただいている。


東京JAZZ(FM)の生放送で運用した際は、物理的フェーダー32本という制限の中で多チャンネルを構築し、専用のステージボックスを使用して12時間もの長丁場をトラブルなく運用した。また、「S-1」を他社に貸し出して、東京ドームでの5.1サラウンド野球中継で使用した際にもコンソールに対する不満はほとんどなかったと好評をいただいている。

主要な納入機材

機材ブランド名製品名
デジタル・ミキシングコンソールSTUDERVISTA 5 SR(→PDF)

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