日本テレビ放送網株式会社 様 麹町Gスタジオ
安定性を高く評価されたCALREC“APOLLO”を筆頭に
大型スタジオの収録を支える4台のコンソール
2010年7月運用開始
床面積・容積ともに日本テレビ最大のスタジオ
安定性と音質の良さを高く評価されたAPOLLOを含む、計4台のコンソール
Gスタジオのシステム設計を行った山口裕司様は、APOLLOの放送用音声卓に求められる安定性と音質の良さを高く評価してくださいました。「放送用音声卓に求められる第一条件は“安定性”です。生放送に限らず音声卓のトラブルは、音声スタッフのみならず番組に関わるすべてのスタッフにも影響します。しかし、機械はいつか壊れるものでもあります。音声卓を構成する個々の箇所が故障した場合、どのようにそれを回避してシステム全体の安定性を保つよう設計されているかが選定理由の第一です。音質は音楽収録でも充分に満足のいくものになりましたし、操作性においても30mmのフェーダー間隔は日本人の手になじむサイズだと思います。」と話してくださいました。
APOLLOを含め、Gスタジオには4台のコンソールが納入されています。大規模番組の収録時には複数のミキシングエンジニアがAPOLLOを運用し、番組によっては調整室だけではなく、収録スタジオ内でミキシング作業を行う場合もあります。これは、ミキシングエンジニアがテレビカメラを通さないで直接収録現場の状況を目視しながら作業に当たった方がより良い音作りができるからで、その場合は可搬性のあるCALRECの小型アナログコンソール“M3”が活躍します。
また、収録用のコンソールとは別に、音楽番組のアーティスト向けのモニターやバラエティ番組の観客向けにSoundcraftのSR用コンソール“Vi6”が使用されています。山口様は「操作性、音質に不満はありません。放送卓のAPOLLO同様、SR卓にも安定性が求められます。Vi6は全世界におけるユーザー数も多く、安心して使用できる安定性があると思います。」とこちらも安定性を重視されています。また、期末期首の特番収録など、Vi6の規模を超える時の補助卓としてSoundcraftのアナログ・コンソール“GB8”が使用されています。
機材 | ブランド名 | 製品名 |
---|---|---|
デジタルミキシングコンソール | CALREC | APOLLO |
デジタルミキシングコンソール | Soundcraft | Vi6 |
ミキシングコンソール | CALREC | M3 |
ミキシングコンソール | Soundcraft | GB8 |
リバーブレーター | LexiconPRO | PCM 96 |
マスタークロック/ ビデオシンクジェネレーター | MUTEC | iCLOCKdp |
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