サイトウ・キネン・フェスティバル松本 あがたJAZZコンサート
日本有数の音楽祭で行われたコンサートに
ヒビノグループが取り扱う音響機器を数多く提供。
2011年8月17日
あがたJAZZ コンサート
世界的な指揮者、小澤征爾氏が総監督を勤める音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」。今年で20
回を迎え、本格的なオーケストラコンサート・オペラ・バレエなどが、8月の一ヶ月間毎日のように繰り広げられます。本年は新たな試みとして、国の重要文化財に指定されているあがたの森文化会館講堂でJAZZコンサートが企画されました。「あがたJAZZコンサート」と銘打たれ、当日は満場の350人がすばらしい演奏に引き込まれました。
DPAのマイクロホンをPAで活用
サイトウ・キネン・フェスティバル松本の事務局から弊社へ機材協力の依頼があり、コンソールやスピーカーなどと一緒にDPA Microphonesの4099をはじめとするマイクロホンを多数提供いたしました。 「DPAのマイクロホンは、録音でしか使用したことがありませんでした。録音では信頼と定評もあったので、PAでも使用してみたかった。」と松本文化会館の高橋さん。使用するにあたっては、音質もさることながら見た目も気にしたといいます。狭い会場で譜面台がある中、マイクスタンドが乱立するのは好ましくない。小型の4099は楽器に直接取り付けるため、マイクスタンドは一切なくなります。場所をとらず見た目も良い。出演者の動きに制約をつけないので、お客さんがつぶさにパフォーマンスを見られるという点も、使用を決めたポイントでした。 |
DiGiCoの2台のコンソールが現場の利便性を向上。JBLの小型VerTecも活躍。
メインコンソールは松本文化会館に納められたDiGiCo“SD7”を持ち込み、モニターコンソールに新製品のDiGiCo“SD10”を提供。SD7とSD10、入出力拡張用のSD-Rackをオプチカルケーブルでループ状につないでリダンダント機能を強化しつつ、56in/56outのSD-Rack1台で2台のコンソールを共有できるシステムを構築しました。リハーサル当日に出力の回線が増えても十分に対応可能なうえ、狭い会場で機材が占める面積と引き回すケーブルの本数を大幅に減少。セットアップの時間も削減することができました。また、メインがヘッドアンプゲインを上げるとモニターのヘッドアンプゲインが自動的に下がるゲイントラッキング機能を使って、ステージ内の音量を一定に保持。メインとモニターのオペレーター間でのやり取りをなくし、不要なハウリングを防いでいます。どちらのコンソールも96kHzの高解像度で処理を行っており、録音機材を接続すれば、ハイグレードなレコーディングも可能になります。 |
主要な納入機材
機材 | ブランド名 | 製品名 |
---|---|---|
マイクロホン | DPA Microphones | 4099T、4099S、4099P、4099D、3530A、4011A、2011C |
デジタルミキシングコンソール | DiGiCo | メインコンソール SD7 モニターコンソール SD10 |
スピーカーシステム | JBL PROFESSIONAL | メインスピーカー VT4886、VT4883 モニタースピーカー VRX915M、SRX712M、MRX512M |
パワーアンプ | AMCRON | MA-9000i、MA-5000i |
シグナルプロセッサー | BSS Audio | BLU-160、FDS-366T |
ワイヤレスマイクロホンシステム | Shure | UHF-RMW Wireless |
マイクロホン | Shure | SM58SE、SM57LCE |
松本市あがたの森文化会館講堂
〒390-0812
長野県松本市県3-1-1
TEL : 0263-32-1812
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