Si1 Si2 Si3
先進のデジタル・ミキシング機能を搭載した
ライブSR用オールインワン・デジタル・ミキシングコンソール
Si2
Si1
特長
Si Seriesは入出力系統および全ての制御を1台に集約したオールインワンコンソールです。スペースの限られたライブ空間にも設置できるコンパクトな筐体にSoundcraftが培ったライブSR用コンソールとしての優れた操作性および音響性能を凝縮。先進のデジタル・ミキシングで質の高いライブSRを演出します。
製品名 | 入力数 | 入力フェーダー数 | バス数 |
Si3 | 64モノラル、4ステレオ | 32フェーダー | 24 |
Si2 | 48モノラル、4ステレオ | 24フェーダー | 24 |
Si1 | 32モノラル、4ステレオ | 16フェーダー | 24 |
■SR用コンソールメーカーとして培ったSoundctraft のノウハウを凝縮した優れた操作性
Si SeriesはライブSRシーンに特化した優れた操作性を獲得し、瞬間的かつ精度の高いオペレートが求められるライブSRの要求に応えます。フェーダーに割り当てられた機能に合わせてフェーダー内部に埋め込まれたLEDの色が切り替わる「Fader Glow」機能を搭載。素早いフェーダー操作が必要な場合に機能を瞬時に判別できるだけでなく、暗い会場でのオペレートにも抜群の視認性を誇ります。また、パラメーターの調整方法は1つのチャンネルのパラメーターをサーフェス全体に展開して調整を行うチャンネルモード、従来のアナログコンソールの操作性を踏襲したチャンネルストリップごとの調整を行うグローバルモードの2つの動作モードを用意。個別のチャンネルの調整はチャンネルモード、全体的なバランス調整はグローバルモードで行うなど、状況に合わせて調整方法を切り替えて設定を行えます。さらにオフライン用のPCソフトウェア「Virtual Si」を同梱。コンソールのない環境でもシステム設計を行えるほか、コンソールにはUSBポートを実装しているため、USB経由で設定したセッションデーターの保存、読み込みが可能です。その他、チャンネルごとのコピー/ ペースト機能はもちろん、長押ししているソロチャンネル以外のソロチャンネルをダッキングするソロハイライト機能などスムーズなシステム設定、モニタリングをサポートする充実の機能を搭載しています。
■Harman Proグループの技術を結集した音響処理機能
Si Seriesは同じHarman ProグループのアウトボードメーカーBSS AUDIO、Lexiconの優れた音響処理技術を採用し、極めて優れた音響性能を獲得しています。全35系統の出力バスにはBSS AUDIO製の30バンド・グラフィックイコライザーを搭載。BSS AUDIOの精度の高いフィルタリング技術により、狙った周波数のゲイン制御を的確に行います。さらに4基のLexiconリバーブレーターを内蔵。世界中のレコーディングスタジオ、マスタリングスタジオで愛用されるLexiconの自然で豊かなリバーブサウンドを信号経路内に自由に配置可能です。その他、入力セクションに4バンド・パラメトリックイコライザー、ディレイ、コンプレッサー、ゲートを、出力セクションには4バンド・パラメトリックイコライザー、ディレイ、コンプレッサーを搭載。積極的な音作りから、微妙なニュアンスの調整までオペレーターの感性を形にする多彩な信号処理機能を用意しています。
■コンパクトなコンソールに多彩な入出力を内蔵
Si Seriesはコンパクトなコンソール1台にDSPプロセッシングから入出力端子まで全てを内蔵し、シンプルな接続構成でSR全体を構築可能です。バス出力はMIX LCRに加え、24AUX/GRPバス、27×8マトリクス、8インサートを用意し、中規模のライブSRにも余裕を持って対応。背面に拡張スロットを搭載し、近日発売予定のAESカードやMADIカードを接続すれば、デジタル入出力やMADIネットワークにも対応し、最新のデジタルネットワークを実現します。
Si Seriesは64モノラル入力/32入力フェーダーのSi3、48モノラル入力/24入力フェーダーのSi2、32モノラル入力/16入力フェーダーの Si1の3モデルを用意し、使用する規模に合わせて選択できます。また、Si3は左右の16フェーダーごとで別々のレイヤー設定が可能です。
■オプションカード | ||
Si1は最大2枚、Si2、Si3は最大4枚のオプションカードを装着可能です。 | ||
●MADIカード | ●A-NETカード | |
MADI経由でオプションのコンパクトステージボックスやMADI互換機器を接続可能。オプティカルケーブル用とCAT5ケーブル用の2モデルを用意。 | AVIOM製A-NET Pro16にデジタル伝送を行うカード。A-16Rなどのパーソナルミキサーをデイジーチェイン接続することで16chのデジタル伝送を実現。 | |
●CobraNetカード | ●AES/EBUカード | |
CobraNet ネットワークを介して最大32chのデジタル伝送を行うカード。 | デジタル入出力カード。XLRコネクターで構成する4入力4出力カードと、D型コネクターを使用した8入力8出力カードの2モデルを用意。D型コネクタータイプはワードクロック出力も搭載。 |
■増設用ステージボックス | ||||||||
ステージボックスの接続にはオプションのMADI接続カードが必要です。 | ||||||||
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■仕様
周波数特性 (20Hz~20kHz) |
マイク入力~ライン出力 | +0/-1dB |
ステレオ入力~マスター出力 | ±0.5dB | |
THD+N | マイク入力~バス出力 | 0.008%@1kHz |
ステレオ入力~マスター出力 | 0.005%@1kHz | |
マイク等価入力ノイズ | -126dBu以下(10Hz~22kHz、アンウェイト) | |
同相信号除去比 | 80dB@1kHzマイク入力 | |
内部処理 | 24bit、48kHz | |
レイテンシー | マイク入力~バス出力 | 1mS以下@48kHz |
DSP解像度 | 40bitフローティングポイント演算 | |
内部クロック | クロック精度 | ±50ppm以下 |
クロックジッター | ±5ns以下 | |
最大入力レベル | マイク入力 | +26dBu |
ステレオ入力/リターン | +28dBu | |
最大出力レベル | バス出力 | +22dBu |
定格レベル | 0dBu(-22dBFS) | |
インピーダンス | マイク入力 | 6.8kΩ |
全アナログ入力 | 10kΩ以上 | |
ライン出力 | 75Ω以下 | |
オシレーター | 20Hz~20kHz、サイン波/ピンクノイズ切り替え、レベル可変 | |
フィルター | チャンネルHPフィルター | 22Hz~1kHz、18dB/oct |
チャンネルLPフィルター | 500Hz~20kHz、18dB/oct | |
パラメトリックイコライザー | HF | 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0もしくはシェルビング |
Hi-Mid | 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0 | |
Lo-Mid | 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0 | |
LF | 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0もしくはシェルビング | |
メーター | 全出力チャンネル | 14セグメントのLEDレベルメーター |
全入力チャンネル | 各有機ELディスプレイでゲインリダクションを表示 | |
寸法・質量 | Si1 | W1202×H340×D791mm、38kg |
Si2 | W1412×H340×D791mm、48kg | |
Si3 | W1685×H340×D790mm、61kg | |
電源 | AC100V、50/60Hz、400W |