VERTEC Series の特長
迅速なセットアップを実現しながらも、均質な音を遠くまで、
効率よく放射できるラインアレイ・スピーカーシステム。
キャビネットサイズの異なる3つのモデルを用意し、あらゆる環境に対応。
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VTRTECシリーズのラインアレイ理論
- VERTECシリーズが採用するラインアレイ理論では、同一のキャビネットを鉛直方向に組み合わせて使用します。垂直方向の指向性が極めて高まるため到達距離が長くなり、広い会場でも単一のシステムでカバーできます。一方、水平方向にはキャビネットを組み合わせないため、干渉が発生しません。
あらゆる設置環境に対応
- 全モデルともキャビネットを床から積み上げる「グラウンドスタック」が可能。天井からの吊り下げが不可能な会場でも、ラインアレイの特性を最大限に発揮します。また、オプションのアダプターを使用すればサイズの異なるキャビネット同士の連結も可能で、会場の大きさや形状に応じて自由に組み合わせることができます。
先進のスピーカー・テクノロジー
PRECISION WAVEGUIDES
ラインアレイの加重特性を高域で正しく引き出すPRECISION WAVEGUIDESはVERTECの心臓部です。高域ドライバーに接続され、リボン状の滑らかな波面を垂直方向に作り出します。また、独自の開口形状がスロート妨害と歪みを抑えています。
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ディファレンシャル・ドライブ
中域ドライバーや低域ドライバーには、2つのボイスコイルを使用した独自のディファレンシャル・ドライブ方式とネオジム磁石が採用されています。大幅な軽量化を実現しながらも、確かな輪郭と存在感のある中・低域を出力します。
VT4881AとVT4880Aに搭載されている新開発の18インチ・ドライバーには、ネオジム磁石とディファレンシャル・ドライブ方式を採用。コーン変位量が最大89mmにも達し、力強く追従性の高い低域を出力します。 |
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RBI
(Radiation Boundary Integrator)
中域ドライバーのスロット・ロードとして機能すると同時に、高域の水平指向特性を滑らかにします。大出力の中域ドライバーの放射特性を最適化しながら高域の回折を抑え、相互変調歪の低減と中高域の波面の統合を担います。
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高域用コンプレッション・ドライバー
ベリリウムやチタン、アルミニウム製のダイヤフラムをネオジム磁石が駆動します。独自のフェーズプラグ構造を採用し、小型軽量ながら、大出力を実現しました。
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台形エンクロージャー
3-Wayラインアレイ・スピーカーは、垂直断面が上下5゜の台形エンクロージャーを採用しています。アレイ下部を下方に向けた場合もキャビネット前面が離れず、ラインアレイの加重効果を保ちます。
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Direct Cooled
コーントランスデューサー
中域ドライバーには、独自のDirect Cooledコーントランスデューサー技術を投入し、効果的にドライバーを冷却します。パワーコンプレッション特性の改善をはかり、大出力とともに低歪率を達成しています。
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極めてシンプルな設置や管理
- リギング(連結)金具をキャビネットに一体化し、輸送や管理をシンプルにしました。フライング時には、1゜単位の正確な調整を素早く安全に行うことができます。
- キャビネットには設置に便利なハンドルが多数取り付けられ、搬入搬出に便利な専用カバーやキャスター付きのボードも用意されています。
リギング(連結)金具と側面のハンドル(左)、専用ボードとカバー(右)
- また、システム性能を予測するラインアレイ計算用ソフトウェア「Line Array Calculator Ⅱ」が用意されています。キャビネット数と設置角度、および4つまでの座席面をソフトウェアに入力すると、指定した周波数における垂直指向特性と座席面での音圧偏差が計算されます。アレイの形状や重量なども算出され、豊富な情報によって現場でのチューニング時間を短縮することが可能です。
ラインアレイ計算用ソフトウェア「Line Array Calculator Ⅱ」
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このサイトには、税込価格(税率10%)と税抜本体価格を併記しています。